2017年01月18日

塗り薬の使用期限に関する注意ポイント

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薬は食品などと異なり買っておけば、いつでも使えると考えがちですが、実は薬には有効期限があります。この期限を過ぎてしまっている物を使用すると、効果が出なかったり、身体の不調を引き起こしたりすることもあります。これは口に入れることのない塗り薬でも同様です。飲み薬であれば口に入れることから、いつまで飲めるかを気にする方がおられます。しかしながら、軟膏やクリームを初めとする塗って使う薬であっても、使える期限があります。それはそれらの薬に入っている成分が月日の経過によって、劣化してしまったり、姿を変えてしまったりするからです。

使用期限や有効期限は薬のパッケージなどに表記されていますが、これはあくまで開封前の物です。薬を開封した後は、表記されている期限よりも遥かに短い期限で使う必要があります。もちろん、薬の内容によって異なりますが、一般的には開封後は3ヶ月程度が使用期限とされています。一度開封すると密閉して保管しても、ごく僅かな隙間から酸素が入ってきます。それにより、少しずつ酸化が進んでしまうため、3ヶ月程度で使用できなくなります。これは保存環境が良かった場合なので、しっかりと密閉せずに保管した場合は2ヶ月足らずで効果がなくなることもあるので注意が必要です。

塗り薬を有効に使用するには、まず使い始めた日付をパッケージなどに書き入れておきます。これで使用し始めてから何日経ったかをいつでも確認できます。保管するときはしっかりとキャップを締めて、冷暗所に置いておくことが大切です。キャップを無くしてしまうと保管が困難となるため、丁寧に扱いましょう。3ヶ月を過ぎた塗り薬は中身が残っていても使わず、新しい物を使用することをオススメします。また、前に使った時と比べて匂いなどが変わっていた場合も期限切れの可能性があります。中身が残っている中で買い換えるのは勿体無いと考えられがちですが、期限切れの薬を塗ることは体に負担をかけることもあるので気をつけたいところです。

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